ロシアの首都モスクワで、第2次世界大戦の対ドイツ戦で勝利を記念した軍事パレードのリハーサルが行われました。
パレードのリハーサルは、モスクワ中心部の一般道を封鎖して行われ、2025年は戦勝80年ということもあり、2024年より多くの戦車や兵器が披露されました。
リハーサルは本番さながらに行われ、最新型とみられるドローンも公開されました。
沿道には大勢の市民が集まり、短距離弾道ミサイル「イスカンデル」が通過すると、ロシア国旗を手に「ウラー(万歳)」と声を上げる様子もみられました。
ロシア大統領府によりますと、2025年はロシア軍に加えて中国やミャンマーなど13カ国の部隊が参加します。
中国軍の儀仗隊の参加は5年ぶりです。
また9日の式典には、中国をはじめ29の国と地域の首脳が出席する予定で、ウクライナ侵攻後では最多となります。
こうした中、2024年10月以来のロシア訪問となる中国の習近平国家主席が7日夜、モスクワに到着しました。
8日にはプーチン大統領との首脳会談が予定されていて、中国とロシアの緊密な関係をアピールする狙いがあります。
一方、注目されていた北朝鮮は大使が式典に参加するだけで、軍はパレードには参加しない見通しです。