宮城県内の高校生をミャンマーに連れ去ったとして、29歳の男が逮捕されました。警察は、特殊詐欺に加担させる目的だったとみて捜査を進めています。
逮捕された住所不定・無職の藤沼登夢容疑者(29)は、今年1月、県内に住む男子高校生が誘拐されていると知りながら、ミャンマーに連れ去った疑いが持たれています。
警察によりますと、男子高校生は現地で、特殊詐欺に加担させられていたとみられていて、オンラインゲームを通じて簡単な作業で金がもらえると誘惑されていたということです。
警察は捜査に支障があるとして、藤沼容疑者の認否を明らかにしていませんが、藤沼容疑者が特殊詐欺の実行役を集めるリクルーターだったとみて、事件の全容解明を進めています。