日本郵便で配達員の飲酒の有無を確認する点呼が適切に行われていなかった問題を受け、東北運輸局は5月8日、宮城県内の郵便局にも立ち入り検査に入りました。
記者リポート
「今、東北運輸局の職員が郵便局に入ってきました。これから立ち入り検査が行われるということです」
東北運輸局は8日、仙台市太白区鈎取の新仙台郵便局に立ち入り検査に入りました。
この問題は日本郵便の集配業務を行う全国3188の郵便局のうち、75%にあたる2391カ所で、配達員の飲酒の有無などを確認する点呼が適切に行われていなかったものです。
東北運輸局は8日、東北地方で初めて新仙台郵便局に立ち入り検査に入り、点呼の実施状況について書類や局員への聞き取りを行い、確認を進めるということです。
日本郵便東北支社は「検査には全面的に協力する」としていて、東北運輸局は今後も郵便局への立ち入り検査を進める方針です。