鳥取県米子市で7月に開催される「全日本トライアスロン皆生大会」。本格的な準備に向けて4月24日、大会本部の事務所開きが行われました。
米子市長・伊木市長:
全国から、世界から集まる選手の皆さまにとって楽しんでいただける大会だと思っています。トライアスロン発祥の地、鳥取県を味わっていただきたい。
1981年に始まった「全日本トライアスロン皆生大会」は、国内で初めて開かれたトライアスロン大会として知られています。
2025年は7月20日に開催される予定で、この日は、大会本部の事務所開きが行われました。
大会はスイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(ランニング)の3種目、合わせて183キロのコースのほか、今回からバイクとランのコースを短縮した「セミロングコース」を新たに設け、競技のすそ野拡大も目指します。
ポスターには、第1回大会のフィニッシュシーンをデザイン、第1回の優勝者で2024年8月に亡くなった高石ともやさんの功績をたたえています。
皆生トライアスロン協会・高木均副競技委員長:
高石さんと下津さんという二人がデッドヒートをずーっと続けておられた。フィニッシュ直前になってもう勝ち負けなんかどうでもいい、誰かと喜びを一緒に分かちあいたかった、その思いでとなりを見たら下津くんがいて、手に手をとってフィニッシュした。今後皆生も、勝ち負けにこだわらない、皆で楽しめるスポーツにしたらいいよとおっしゃってました、それが今の皆生トライアスロンにつながっています。
2025年の大会には約1000人が出場する見込みで、大会事務局は、エイドステーションでのサポートや選手の誘導などに携わるボランティアスタッフを募集しています。