国の天然記念物に指定されているオカヤドカリを無許可で持ち運んだとして、中国籍の男ら3人が7日、奄美警察署に逮捕されました。
その数は数千匹にも及ぶということです。
文化財保護法違反の疑いで逮捕されたのは、リャオ・ジービン容疑者らいずれも中国籍の男3人です。
警察によりますと、3人は6日、採取や持ち運びに許可が必要な国の天然記念物、オカヤドカリを約160キロ、数にして2000匹から3000匹を6つのスーツケースに入れて、無許可で所持していた疑いが持たれています。
3人が宿泊していたホテルの従業員から「宿泊している中国人3人のスーツケースからゴソゴソと音がする」と環境省に通報があり、発覚したものです。
警察は捜査に支障があるとして、3人の認否について明らかにしていません。
警察は、3人がオカヤドカリを捕まえたものとみて、採取した場所や目的などについて調べを進めています。