ゴールデンウィークは後半2日目。
4日も広い範囲で晴れて行楽日和になりました。
この時期らしい過ごしやすい気候の中、にぎわいを見せる各地の様子です。
ゴールデンウィーク後半2日目の4日、長い列ができていたのは、東京都内の水族館「葛西臨海水族園」です。
「みどりの日」の4日は、都立の公園や動物園、水族館などの入園料が無料です。
訪れた人は「ゴールデンウィークどこも混み合うんですが、無料となると行ってみたいなと」と話しました。
多くの家族連れでにぎわっていたのは、2024年11月に補修が終わり展示を再開した「ペンギンの生態」エリア。
4種類のペンギンが飼育されていて、国内最大級の規模だといいます。
4日は、東京都心の最高気温が25度を超え、13日ぶりに夏日となりました。
山梨・南部町で29.6度を観測するなど、全国的に晴れて行楽日和となっています。
宮崎・綾町の観光地「照葉大吊橋」では、五月晴れとなった4日、多くの観光客が訪れ新緑の景色などを楽しんでいました。
訪れた人は「高くてめっちゃ揺れてます。木がいっぱいいろんな種類の色があってきれいです」「みどり一面ですごいですね。みどりって感じですね」と語りました。
一方、岩手・花巻市の神社では「全国泣き相撲大会」が行われました。
出場したのは、生後6カ月から1歳6カ月までの「豆力士」たち。
先に泣いた方が負けです。
中には、対戦前から泣いてしまった子もいました。
勝った子の母親:
泣いてしまうと思ったけど勝ててびっくりしました。何事も動じず乗り越えていけるような子になってほしい。
「泣き相撲大会」は300年ほど前から地域に伝わる伝統行事で、「こどもの日」の5日も行われます。
三重・桑名市の神社では、馬が坂を駆け上がる「上げ馬神事」が行われました。
この神事を巡っては、骨折して殺処分された馬がでたことが問題となり、2024年から坂を緩やかにするなどの対策を取りました。
2025年はさらにムチの使用をやめるなど、安全対策を強化したということです。
4日は10頭が坂に挑み、9頭が駆け上がりました。
訪れた人は「馬が目の前を走って行くのは最高に気持ちよさそうで乗りたい」と語りました。
上げ馬神事は5日も行われます。
石川・七尾市では、伝統の春祭り「青柏祭」が始まりました。
2024年は能登半島地震の影響で中止された「でか山」と呼ばれる巨大な山車(だし)が2年ぶりに街を練り歩きました。
「でか山」に掲げられていたのは、復興を祈る文字。
1日も早い復興を願い、5日も被災した町を練り歩きます。