絵本や児童書などが販売される国内最大規模のイベントが、4日から東京の上野公園で始まり、多くの親子連れでにぎわいました。
ズラリと並んだ書籍は、絵本や児童書など約5万5000冊。
4日から2日間の開催で親子連れなど約3万人の来場者を見込むこのイベントは、親子で本に親しんでもらおうと始められた国内最大規模という本の販売イベント「上野の森 親子ブックフェスタ」です。
来場者は「(絵本が)好き!」「知らない絵本がたくさんあって勉強になったしいろいろな本を読み聞かせしたい」と話しました。
会場では、人気の絵本や児童書が全てお得に購入できるほか、子どもたちも大好きな紙芝居や全国を巡回するキャラバンカーも。
車内には絵本などが所狭しと並べられ、さながらそこは「移動式図書館」のようです。
絵本ソムリエらによる「読み聞かせ」では、子どもはもちろん親も一緒になって絵本の世界に没入していました。
来場者:
たのしかった。ころころパンダとゆらゆらパンダ(の読み聞かせ)が楽しかった。
会場の一角に設置されたピアノは80年前の1945年、広島で原爆の炎にさらされ、のちに修復された「被ばくピアノ」です。
「戦争の残酷さ」や「平和の尊さ」を伝えようと、「終戦80年」を迎えた2025年、子どもたちの前で初めて奇跡の音色を奏でました。
来場者は「英語の本が好きなのでこれを買いました。まだ楽しんでいきます」「本を読んでいる子の方が国語力が高いと思っていて、なるべくその子の好きな本を家に置いておけるようにしたい」と話しました。
5日まで開催されるこのイベント。
お気に入りの1冊を見つけることができそうです。