北朝鮮による拉致問題の解決に向け協力を求めるため訪米していた拉致被害者家族らが、4日午後4時過ぎに帰国しました。
横田めぐみさんの弟・横田拓也さん:
(アメリカ政府は)心の本音ではアメリカは全面的に寄り添うけど、問題は日本政府なのではと思っているのではないか。日本政府の覚悟が試されている。
横田めぐみさんの弟・拓也さんら拉致被害者家族は4月末からアメリカを訪問し、ホワイトハウスなどで高官らと面会し、解決への協力を呼びかけました。
拓也さんは、「トランプ政権発足100日目のタイミングで、安全保障・人権侵害について共鳴できているのではないかという印象を持った」と手応えも感じたと語りました。
拉致被害者家族の親世代は横田めぐみさんの母・早紀江さん(89)だけとなり、早期解決が求められています。