日本の近代洋画を代表する画家・岸田劉生(きしだ・りゅうせい)の作品と、父親・吟香(ぎんこう)の書物などを集めた展覧会が、愛知県豊田市の豊田市博物館で開かれています。
岸田劉生は大正時代に活躍した西洋画家で、会場には、自身の愛娘・麗子を描いた代表作「麗子像」をはじめ、多くの作品が展示されています。
また、劉生の父親で、明治時代に西洋の文化や技術を普及させた岸田吟香が、中国・清に渡って学んだ書物なども紹介されています。
学芸員の倉林重幸さん:
「二人の芸術のなかにある中国、特に東洋からの文化的な影響というものが、一堂にわかる展示をしています」
この展覧会は6月15日まで開かれています。