川崎市に住む岡﨑彩咲陽さん(20)が2024年12月から行方不明になり、元交際相手の白井秀征容疑者(27)の自宅から遺体で見つかった事件では、被害者の岡﨑さんが白井容疑者からのストーカー被害を警察に訴えていましたが、警察は「女性の意向を踏まえ男性に警告を行わなかった」と説明しました。
岡﨑さんの父親によると、岡﨑さんは行方不明になる直前にストーカー被害を警察に訴えていたということですが、5月3日、警察は岡﨑さんへのこれまでの対応について「必要な措置を講じてきた」と説明しました。
行方不明になる11日前の2024年12月9日、岡﨑さんから「白井容疑者が家の周りをうろついている」と電話があり、警察官が白井容疑者に注意をするために詳細な話をさせてほしいと岡﨑さんに求めたところ、「今は警察から白井容疑者に話をしなくていいです。署にも行きません」と言っていたため、警察は「被害の相談との認識はなかった」としています。
また12月9日以降、岡﨑さんから9回電話があったものの、ストーカー規制法に基づく警告を行わなかったことについては、「あくまで被害者の意向を踏まえた。警察に対応を望んでいないと判断した」と述べました。
一方、4月の白井容疑者の自宅の捜索はストーカー規制法違反の疑いで行っていて、「あとから犯罪事実の構成が可能になった。『その日は確かに家に行った』という(白井容疑者の)供述があったので捜索を実施した」と説明しています。
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