イギリス王室の公務を離脱したヘンリー王子は、公共放送BBCのインタビューに応じ、王室との和解を望んでいる心情を語りました。

チャールズ国王の次男のヘンリー王子をめぐっては、2020年に王室の公務を離脱した後、イギリス政府が警護レベルを引き下げたことを不服として、政府を相手に訴訟を起こしていました。

イギリスの高等法院は「違法性はない」と判断し、ヘンリー王子側は控訴していましたが、控訴院は5月2日、訴えを却下しました。

こうした中、王子はBBCのインタビューで、家族や警護に関する争いを早く終わらせたい複雑な心境を述べました。

ヘンリー王子は「家族との和解を望んでいる。父がどれだけ生きられるか分からない。警護をめぐる問題が原因で、父は私と話をしてくれない」などと述べました。

また王子は、今の警護レベルでは帰国できないとして、「イギリスが恋しい」「子どもたちに故郷のイギリスを見せてあげられず本当に悲しい」と心情を語りました。

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