約160年前から続く美浜町早瀬の伝統行事「子供歌舞伎」が3日行われ、子供たちが大人顔負けの演舞を披露しました。
美浜町早瀬に伝わる町指定の無形民俗文化財「子供歌舞伎」。江戸時代末期早瀬地区では疫病のコレラが流行し、これを鎮めるために神社などに子供歌舞伎を奉納したことがきっかけで始まりました。1857年から続いています。2025年は地元の小学生ら4人が演じ、3月中旬から稽古を重ねた祝いの舞「三番叟(さんばそう)」を山車の上から披露しました。見栄を切って見事に演じた子供たちには、観客からはたくさんのおひねりと拍手が送られました。保存会によると、区内の子供の数は年々減少していて、2027年には演じる年代が不足する見通しで解決策を模索しています。

福井テレビ
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