石破首相は2日夜、カナダで3月に首相に就任し先月28日の総選挙で勝利したカーニー首相と電話会談を行い、米国の関税措置が世界経済や多角的貿易体制に与える影響を踏まえつつ、経済分野について幅広い議論を行った。
会談で石破首相は、カーニー首相に祝意を示した上で「厳しい国際情勢が続く中、日・カナダ間、そしてG7で連携すべく、本年のG7サミット議長でもあるカーニー首相と協力して、様々な課題に対応していきたい」と伝えた。
石破首相はさらに、インド太平洋地域における日・カナダ間の戦略的パートナーシップを強化したいとの意向を伝え、東アジア情勢や日本企業も参加してのカナダでのLNG生産についても引き続いての支援を求めたほか、大阪・関西万博を通じた日・カナダ交流の促進を期待することも伝えた。