3日プレーオフ初戦を迎えるりそなグループB2リーグの熊本ヴォルターズです。今シーズン、チームのエースとして戦った山本翔太選手に単独インタビューし、プレーオフへの意気込みを聞きました。
プレーオフ初戦に向け最終調整を行っているヴォルターズ。
4月30日のメディア向け公開練習では、対戦相手・アルティーリ千葉のセットプレーに対する守備を入念にチェック。
普段より長めの練習でしたが、選手たちも緊張感のある締まった雰囲気の中練習に取り組んでいました。
【遠山向人HC】
「千葉に対して自分たちが何をしなければいけないのか、ゲームプラン・戦術、非常にいい状態で練習は進んでいて、みんなの理解度も日に日に上がってきている」
【山本翔太選手】
「プレーオフ前の独特な雰囲気の練習が出来ているから改めてプレーオフが始まるなと実感している」
プロキャリアのスタートからヴォルターズに所属している3年目の山本翔太。
2度のプレーオフを含め、184試合全てに出場しました。
【山本翔太選手】
「184試合出場できたのは自分の力だけではなくトレーナーがケアをしてくれて
恩返しがしたいと思い出ていた」
プロ1年目では持ち味のスリーポイントに磨きをかけ、2年目では守備を鍛え直した
山本。
3年目となった今シーズンはインサイドへのアタックを積極的に増やしました。
【山本翔太選手】
「今シーズンはドライブからアシストなどやってみようと思った。アテンプト(試投数)も増えて外も打ててよかった」
その挑戦がチームの攻撃のバリエーションを増やすことにも繋がり、今シーズンは
B2で日本人最多となる平均得点を挙げるなど名実ともにヴォルターズのエースへと
成長を遂げました。
【山本翔太選手】
「大事な場面でボールを託される事が増えたのでそこで自分の中で『日本人エースになった』という自覚が芽生えた」
2シーズン連続で出場したプレーオフでは、いずれも初戦で涙を流した山本。
今シーズンは地区最下位からプレーオフ進出というミラクルを起こしたチームの
エースとして自身3度目のプレーオフに挑みます。
【山本翔太選手】
「熊本からもたくさんのブースターが応援に来てくれるだろうし応援してくれる人に
少しでも勇気や元気を与えられるようにプレーしたい」
ヴォルターズのプレーオフはアウェーで3日が第1戦。
4日に第2戦が行われ、1勝1敗の場合にのみ第3戦が行われます。