江戸時代から伝わる鳥栖市の伝統芸能「宿の鉦浮立」がこのほど行われ、鉦を打ち鳴らす勇壮な舞が披露されました。

江戸時代から伝わる鳥栖市宿町の伝統芸能「宿の鉦浮立」。
五穀豊穣や無病息災などを願って毎年4月29日に船底神社で奉納されていて、市の重要無形民族文化財にも指定されています。
近年は新型コロナや天候などの影響で中止になったり縮小して行われたりしていましたが、今年は7年ぶりに従来通り開催。
約100人の見物客が集まった神社の境内では男衆が歌や太鼓の音に合わせて重さ15キロほどの鉦を打ち鳴らし、勇壮な舞を奉納していました。

【見物客】
「初めて見たが迫力があってすばらしい」
【参加者】
「今まで雨だったのに今回初めての晴れでみんなで道囃子して楽しかった」
【参加者】
「晴天のなか地域と一体感あって非常によかった」

「宿の鉦浮立」は戦後一時途絶えたものの1990年に地域住民によって復活し現在まで受け継がれているということです。

サガテレビ
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