4月、栃木県の東北自動車道で逆走した車がきっかけで大事故が発生しましたが、逆走を招いたものと同じような構造のインターチェンジが高知県内にもあることが分かりました。

4月26日、栃木県の東北自動車道上り線で3人が死亡し、11人が重軽傷を負った逆走事故は、男性が運転する車がインターチェンジでの進入経路を誤り発生しました。

逆走車が進入経路を誤ったのが「平面交差」という構造です。右に進むと本線に合流、左は本線から降りてくる車が通る道で、これらが同じ高さで行き違うのが「平面交差」です。

似たような場所が高知県内にもありました。名物のカツオを目当てに多くの人が訪れる中土佐町の玄関口となる「中土佐インターチェンジ」にその「平面交差」があります。

進入禁止の標識や色分けされた路面、「左折できません」という標識があり、事故があった東北道のインターチェンジとほぼ同じ構造です。

道路を管理する土佐国道事務所によりますと、中土佐インターチェンジの「平面交差」では、把握している過去5年間に逆走は1件も確認されていないということです。

土佐国道事務所は「高速道路の合流部や分岐部では標示や標識に従って安全運転を」と注意を呼びかけています。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

高知の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。