サッカーJ3鹿児島ユナイテッドFCは、登記申請をめぐって嘘の書類を作成した疑いで書類送検されていた徳重剛前代表が不起訴処分となったのを受けて、2日会見を開き、これまでの経緯を説明しました。
鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛前代表は球団の運営主体のひとつである「一般社団法人鹿児島プロスポーツプロジェクト」の登記申請をめぐり、2020年、男性理事が辞任したとするうその書類を作成して法務局に提出した疑いで、鹿児島地検に書類送検され、4月28日付で不起訴処分となりました。
2日の会見で徳重前代表は、登記手続きの際、男性理事の確認を取らずに捺印して書類を作成したことを認め、「役員更新の登記の届け出を失念しており、辞めた本人にも手間を取らせないために、印鑑を購入し、捺印した」と説明しました。
鹿児島ユナイテッドFC・徳重 剛 前代表
「軽率というか、私の至らない点だった。反省している」
「認識が甘かったというのが正直ある。多くの方にご迷惑とご心配をかけた」
「ある意味、公的な組織なので、しっかり襟を正してやっていかないといけない」
クラブは今回の騒動を受けて、ガバナンスの強化を図り、信頼回復に努めるとしています。
また、徳重前代表は現在、鹿児島ユナイテッドの取締役に就いていますが、今後の進退については「私の一存では決められない」として明言しませんでした。