広島電鉄と安田女子大学は研究や教育活動で連携して広島の街の活性化を目指す協定を結びました。
締結式には広島電鉄の仮井康裕社長や安田女子大学の箱田雅之学長が出席し、協定書の署名をしました。
【広島電鉄・仮井康裕 社長】
「お互いの知見・お互いの持っているものを出し合って、広島がいい街になるように一層努力をしたい」
この協定は広島の観光振興や魅力を広めることなどを目的としていて、共同研究を行ったり技術者や学生の交流を通じて人材の育成を行います。
今後、路面電車を丸ごとギャラリーに見立てた被爆80年企画「走る美術館」を共同で企画するほか、
今年度新たにできた理工学部とは交通データの分析や都市開発に関するフィールドワークを実施します。
【安田女子大学・箱田雅之 学長】
「各学科それぞれの協力・プランでやりたいことがあると思うので、スムーズに交流して活かしていきたい」
《スタジオ》
【コメンテーター:叡啓大学・早田吉伸教授】
「大学には知の拠点として、こういった企業と連携して、新しい価値を見出すという役割もあるんですね。こうした大学の可能性に多くの企業の皆さんが気がついてもらって、多くの大学で、こういう連携が生まれてくることを期待したいです」
地元企業の面白さ、楽しさというのを知ると、若い人も広島に残って転出超過の解決策にも繋がるかもしれません。