クールビズの導入から20年たちました。
環境省では、5月1日からクールビズでの勤務がスタート。
アロハシャツやポロシャツなど、軽装で仕事をする職員たちが見られました。
2005年から始まったクールビズは、2025年で20年の節目を迎えます。
開始当初6月から9月だった期間は、2021年以降、指定がなくなり、猛暑や夏の長期化に合わせてクールビズの期間も変化してきました。
ファーストリテイリンググループの「PLST」が行った夏場のオフィスファッションに関する意識調査によると、「開始当初の期間を超えてクールビズで勤務をしている」と答えた人は47.6%と全体の約半数となりました。
さらに、業界別に見ると「金融・銀行・保険業」と「IT・ソフトウエア・情報処理業」が他業種に比べて長期間クールビズスタイルを着用している結果となりました。
また、クールビズの認知について聞くと、83%の人が「社会的に認知されている」と答えた一方、実際に勤務先の服装規定が変化したかについては、17.6%の人が「変化していない」と回答。
認知度の高さに対して、職場では対応が追い付いていないところもあるようです。
環境省の調査では、2025年の職場での導入率は45%というクールビズ。
環境省は、「健康を第一にエアコンの温度を柔軟に設定し、快適で働きやすい軽装を実践してほしい」などと呼び掛けています。