熊本県警察学校の伝統行事、『金峰山駆け足登山訓練』が1日、行われました。
訓練に参加した生徒たちは、金峰山までの急な上り坂をお互いに励まし合いながら走り抜きました。
ことしで69年間続く、熊本県警察学校の伝統行事、『金峰山駆け足登山訓練』。
訓練には熊本市中央区渡鹿の熊本県警察学校に先月、入校した短期過程と長期過程の
初任科生、あわせて81人が参加しました。

【松田篤暉 巡査】
「毎日走り込みだったり、班員で走るということなので、班員で話し合ったりどういう作戦でいくかを話をしていた」

【平川和佳 巡査】
「(きょうは)あまり暑くもなく、とてもちょうどいい気温かなと。(体調はいかがですか?)万全」

午前8時半、チームごとに分かれて元気よく、警察学校を出発して行きます。

【班ごとに出発】

班ごとにペースを取りながら熊本市中心部を走り抜け、13キロ先の熊本西区の金峰山を目指します。

【報告 平井茂徳 記者】
「警察学校から約6キロの熊本市西区島崎です。ここからは一気に勾配のきつい上り坂となります。全員でペースを合わせて進んで行きます」

山に差し掛かると、生徒たちの顔も歪みます。
時には疲れた仲間を励まし、時には柔道着の帯を引っ張りながら、チーム全員でゴールを目指します。

そして警察学校を出発して1時間15分後、金峰山登山口のフィニッシュ地点をチーム全員が横に並んでゴール。

生徒たちは、登山訓練を乗り切った喜びを仲間と分かちあいました。

【梅田敏昌 巡査】
「この1カ月、がんばってきた班のみんなと協力して金峰山13キロを走りきることができて、本当にうれしい」

【山口天綺 巡査】
「(一番きつかったのは?)ゴール手前のゴールがまだ見えないところで、あとどれくらいだろうというのがすごくきつかった」

短期過程の生徒はことし9月まで、長期過程の生徒は来年1月までの研修を受け、その後、各警察署に配属されるということです。

テレビ熊本
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