大阪市内で7人の子供が車にはねられ、警察は殺人未遂の疑いで、車を運転していた男を逮捕した。男は、「全てが嫌になったから、車で突っ込み、数人の小学生を引き殺そうとした」と話しているという。

「子供が何人か車にひかれた」と通報

複数の警察官と救急隊が行き交う交差点。

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7人の子供が車にはねられた大阪市内の現場だ。

すぐそばに止まる白い車は、運転席側のドア付近が大きくへこみ、一部が赤く染まっている。

警察は殺人未遂の疑いで、車を運転していた男を逮捕した。

現場は大阪市西成区にある、大阪市立千本小学校そばの交差点。

近くの防犯カメラが捉えたのは、7人をはねたとみられる車。
よく見ると、黄色い帽子をかぶった子供の脇を通り過ぎていく。

1日午後1時半過ぎ、通行人から「子供が何人か車にひかれた」との119番通報が寄せられた。

事件直後の現場を目撃した人はこう振り返る。

目撃者:
ちょっとしか知らないんですけど、小学生がひかれてて、制服に血が付いてたっていう事くらいしかわからないですね。

はねられたのは、千本小学校に通う女子児童1人と男子児童6人の計7人。

現場には、7人の物とみられるランドセルがまとめて置いてある。

7人と同じ学校に通う児童が事件を目撃していた。

同じ学校に通う目撃した児童:
家に帰ろうとしたら、車が遅く、こうやってふにゃふにゃで行って、おれがギリギリで当たらなかったけど、それ以外はひかれたり挟まったりしていた。

同じ学校に通う目撃した児童:
1人だけ頭からめっちゃ血がでてた。ひかれてた、下敷きで。女の子が生きててんけど、頭からめっちゃ血が出てきてた。

はねられた7人はケガをしていて、病院に搬送されたが、意識はあると言う。

現場に止まる白い車。
ナンバーから、レンタカーと見られるこの車。

運転していたのは、東京都に住む無職の矢沢勇希容疑者(28)。
調べに対し、次のような供述しているという。

「全てが嫌になったから、人を殺そうとして乗っていた車でつっこみ、数人の小学生をひき殺そうとした」

警察は、殺人未遂事件として詳しい経緯を調べている。
(「イット!」5月1日放送より)