コメの価格高騰が続いています。
こうした中、政府が放出した備蓄米が県内でも、一部の小売店に並び始めました。

黒部市の大型商業施設「PLANT黒部店」。
*リポート
「お米コーナーです。県外産ブランド米が5キロ5000円弱、県産てんたかく4000円弱、3000円台前半のブレンド米と書いてありますが備蓄米でしょうか」
*スーパーセンタープラント 黒部店 森本浩司副店長
「(備蓄米は)値段が安価なので売れ行きは好調」

パッケージに、「備蓄米」とは表示されていませんが、政府が放出した備蓄米です。

価格は、5キロで税抜き3180円、県産米と比べると700円ほど安く販売されています。
今月19日から5キロ100袋の備蓄米が入荷、30日までに6割が売れたということです。

*備蓄米を購入した客
「備蓄米がプラントにあると言っていたので来た。スーパーに今5キロのお米が無いので不安になって。いいと思う」

この小売店では、アメリカ産の輸入米も仕入れていて、5キロ税抜き3580円と備蓄米より割高です。
*スーパーセンタープラント 黒部店 森本浩司副店長
「(輸入米は)そこまで好調ではないが他のコメが無いので少しずつ売れている」
この小売店、備蓄米の次の入荷は、来月10日を予定しています。
政府はこれまで約21万トンの備蓄米を放出しましたが、県内ほとんどのスーパーは今のところ入荷予定はないようです。
全国の備蓄米の大半を落札したJA全農の県内販売ルートを持つJAライフ富山は「県内で備蓄米の販売予定はない」としています。