備蓄米が小売業者に引き渡された量は1.4%程度にとどまっています。
農林水産省の発表によりますと、2回目までに落札された備蓄米は21万2000トンです。
うち、3月17日から4月13日までに集荷業者に引き渡された量は、65%にあたる13万8000トンほどでしたが、小売業者に引き渡された量はおよそ3000トンと1.4%程度にとどまっています。
農水省は「今後さらに流通は増えてくる」としていますが、店頭に行きわたっていない実態が浮き彫りになっています。
一方、3回目の放出では、ほぼ全量の10万トンが落札されたということです。
平均落札価格は60キロあたり税抜2万302円と、これまでの入札で最も安くなっていて、値下がり傾向がどう推移するかが焦点です。