明治安田J2リーグ第11節。3位ベガルタ仙台は4月25日、ホームで19位の愛媛FCと対戦しました。
下位の愛媛を相手に試合の主導権を握りたいところでしたが、前節今シーズン初勝利をあげた愛媛の組織的なプレスに苦戦。ボールを保持するものの、思うように前に運ぶことができません。すると前半34分でした。コーナーキックを頭で合わせられ失点。4月に入って初の失点で先制を許し、試合を折り返します。
森山監督が「シンプルな前への意識を持たせた」という後半。中央を固める愛媛に対しサイドを起点にシンプルにゴール前へ送り込む攻撃で幾度となくチャンスを演出すると、後半33分にはサイドから切り込めるオナイウとゴール前でターゲットとなる梅木を投入。新たな得点源として期待され、去年途中に加入した梅木。しかし、ゴールから遠ざかり、ベンチスタートやメンバー外が増え、苦しい時間を過ごしてきました。愛媛の執念のディフェンスに阻まれゴールを奪えないもどかしい時間が続く中、迎えた後半アディショナルタイムでした。
実況
「勝負!オナイウ!オナイウいく、折り返した!押し込んだー!最後は気持ちで押し込んで同点!移籍後、ゴールがなかった梅木。ようやく仙台に来てゴールが生まれました」
梅木の移籍後初ゴールで、土壇場で同点に追いついた仙台。苦しい試合でも勝ち点をもぎ取り5試合負けなしです。
FW 梅木翼選手
「本当に苦しい時間が多くて、もどかしい時間をすごく過ごしましたけど、これで終わらず、これからチームを勝たせるゴールをとれるように頑張っていきたい」
順位表です。仙台は4位。次節は中3日で4月29日、12位の甲府と対戦。過密日程の連戦となります。