仙台うみの杜水族館ではこの春、ケープペンギンのひなが続々と誕生しています。一方、ひなの成長スピードは早く、小さな産毛姿を見られる期間は今だけとなっています。
22羽のケープペンギンが暮らす「うみの杜ビーチ」です。プールで水遊びをしたり、のんびり日向ぼっこをしたり。春の日差しを浴びて、思い思いに過ごしています。こうした中、ビーチの一角では飼育員にそっと抱きかかられた小さなペンギンが。
記者リポート
「生後19日目のケープペンギンのヒナです。今は朝の体重測定で、健康状態を確認しています」
こちらは4月8日に生まれた、ケープペンギンのひな。ふわふわとした「綿羽」に覆われ、何とも愛らしい姿です。生まれた時は62gでしたが、今では1kgを超え、すくすく成長しています。成長スピードが速いのも、ケープペンギンの特徴です。
水族館では今年1月から4月までに4羽が誕生していますが、こちらの生後3ヶ月となったひなは、すでに親鳥と見分けがつかないほどの大きさに。今はまだ親鳥に見守られながら巣の中で生活することが多いひなたちですが、運がよければ巣穴から顔を出して、首をあげたり声を出したりする姿が楽しめるということです。
親子連れ
「この状態のは見たことがない。顔もできれば見たいなと思うんですけど、見えないですね」
「ちょっと丸っこい?ふわふわしてる感じ。すっごくかわいい」
うみの杜水族館 三浦あすかさん
「それぞれの成長過程を比べてもらうと、とても楽しめるのではないかと思う」
また、ケープペンギンのひなは3カ月ほどで親鳥と同じ、水をはじく羽に生え替わるということで、夏ごろには元気いっぱいに泳ぐ姿が見られるということです。