かわいらしい姿に癒やされてはいかがでしょうか。秋田県大館市では国や県が天然記念物に指定する比内鶏などのひなが誕生。成長の様子をいつでも見学できます。

愛らしい姿を見せるのは、国指定の天然記念物「比内鶏」と、県の天然記念物に指定されている「金八鶏」のひなです。

大館市の秋田三鶏記念館では、「比内鶏」と「金八鶏」に「声良鶏」を加えた“秋田三鶏”を守っていこうと、毎年この時期に県内の愛好家から預かった卵をふ化させる事業に取り組んでいます。

2025年は4月1日に80個が持ち込まれ、23日までに28羽のひながかえりました。寒さに弱いひなたちは、まるで“おしくらまんじゅう”をするかのように体を寄せ合っています。

ひなの体長は7~9センチで、体重は40グラムほど。温度と湿度が管理された部屋で順調に成長していて、誕生から約1カ月で愛好家のもとに返されます。

大館市教育委員会歴史文化課・鳥潟幸男課長補佐:
「ふ化してひよこが出てくると非常にかわいらしく、ぴよぴよ鳴いている。たくさんの人にかわいらしさを実感してもらい、天然記念物に親しんでもらいたい」

ひなは今後もふ化する予定で、7月上旬までガラス越しに誰でも見学できます。

秋田テレビ
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