見たこともないスゴ技に子どもたちは大歓声です。
競技を始めてわずか2年でけん玉検定・最高位のマスター1級に合格した菊池市の中学生・岩根歩空さんが先日、小学生向けのけん玉教室を開きました。
自在にけん玉を操るのは菊池市旭志に住む中学1年生・岩根歩空さん。
3月まで小学生だった岩根さんは毎日7時間近くけん玉の練習に取り組んでいます。
【菊池市立旭志中学校1年岩根歩空さん】
「練習したら上達すると思って。(楽しいのは)技が決まった時の達成感です」
本格的にけん玉競技を始めたのは2年前。きっかけは…。
【岩根歩空さん】
「ユーチューブを見ていて、けん玉が上手な人がいて〈まねしたい〉と思ったからです」
【父・健史(けんし)さん】
「けん玉、私はやったことがなかったから何もアドバイスをすることなく、とにかく本人がけん玉が好きで。いろいろな所に練習会とか大会とか全国各地に行って、それで本人が極めた」
実力をつけていった岩根さんは今年1月、難易度の高い技を成功させる『けん玉検定』に挑戦。最難関『マスター1級』に合格しました。このマスター1級の合格は熊本県内では大人も含めて初めての快挙。九州でも岩根さんを含めて3人しかいません。
このマスター1級の取得以降、さまざまなメディアの取材を受けてきた岩根さん。先日も、TKU朝の情報番組『英太郎のかたらんね』に出演し、その技を披露しました。
そして、けん玉の魅力を広めようと今月4日、山鹿市でけん玉教室を開きました。
岩根さんが繰り出す圧巻のトリックの数々に参加した子どもたちは大喜びです。
また、子どもたちが挑戦するけん玉検定もあり、参加した子どもたちはすっかりけん玉の魅力に取りつかれていました。
【参加者】
「(歩空さんが)かっこよかった」「技が決まるところが楽しい」
この春、中学生になった岩根さん。去年7月に広島で開催された世界大会『けん玉ワールドカップ』では、およそ1000人の出場者中100位と健闘し、今年は上位進出を狙います。
【けん玉検定マスター1級岩根歩空さん】
「(目標は)ワールドカップで世界一になることです」世界一のけん玉プレイヤーになるために…きょうも練習に励みます。