去年5月、阿蘇郡産山村で発生したグライダーの墜落事故について、国の運輸安全委員会が調査報告書を公表しました。
この事故は去年5月、産山村のヒゴタイ公園に、福岡県にある九州工業大学の男子学生が操縦していたグライダーが墜落したものです。
学生は軽傷でしたが、機体の損傷が大きかったことから国の運輸安全委員会は『航空事故』と認定し、調査を行ってきました。
調査報告書でこの事故について「グライダーは他の機体に引かれる形で訓練飛行していたが、速度が上がったことで機体同士をつないでいたロープがゆるみ、翼に絡まるように見えたため、離脱。学生が不時着しようとした場所に傾斜があり、樹木に衝突して落下した」としました。
また、原因は「スピードについて飛行前の打ち合わせで確認されなかったことなどが
考えられる」とまとめました。