春・・・それはワンちゃんたちにとって注射の季節でもあります。
年一回の注射が法律で義務付けられている狂犬病の予防注射。
毎年4月~6月が、予防注射月間になっています。
先週、鹿児島市で行われたワンちゃんたちの注射の瞬間に密着しました。
元気な鳴き声とともにやってきたのはマサムネくん。
さくらペットクリニック 獣医師・永田亜季さん
「あなたね!前から吠えてたのは。は~い、ちっくんね~」
終わってほっとしたのか、軽やかな足取りで帰っていきました。
軽トラックの荷台で待っていたのは2歳のコリキくんです。
獣医師・永田亜季さん
「きょう元気ですか?」
飼い主
「元気すぎてもう困るのよ~」
頑張れ、コリキくん・・
獣医師・永田亜季さん
「終わった、終わった、終わった」
痛いことをされても、関係ないワン!
獣医師さんにも甘えたい、愛嬌たっぷりのコリキくんでした。
続いては柴犬のリンちゃん。
注射器を持った先生が見えると・・・察しました。
安全に打てるように、飼い主さんがロックします。
意外と大丈夫だったワン!
飼い主
「人懐っこい、猫みたいです」
そう話す飼い主さんにべったりな、チワワのジョンくん。
中俣美咲気象予報士
「注射はどうですか?」
飼い主
「全然怖がりません」
やっぱり怖かったワン。
最後は、保護犬出身のララちゃん。
不安そうな表情で、すでに腰が引けています。
獣医師・永田亜季さん
「終わりましたよ。終わりましたよ(2回目)」
注射が終わっても、飼い主さんにくっついたままです。
飼い主
「女の子でね、迷い犬のところ(動物を保護する施設)から連れてきた。だからね、怖がり。怖がって怖がって」
ララちゃん、頑張りました!
人間と同じように、ワンちゃんたちの性格も様々でした。
この狂犬病の予防注射、実は、全国の接種率は70%、県内でも75%ほどにとどまる現状があります。
獣医師・永田亜季さん
「『70%』が、伝染病の感染を防ぐ最低ライン。今ちょっと危ない状態になっている。集合注射でなくても、年中、動物病院で打つことができる。ワンちゃんの体調の良いときに接種をしてもらいたい」