愛媛・松山市の交差点で、対向車が直進してくる中で強引に右折する“伊予の早曲がり”と呼ばれる危険運転がカメラに捉えられた。ウインカーなしで無理に右折する様子に、地元の人も呆れ気味だ。
一方、茨城・日立市では信号が青に変わった瞬間に右折する“茨城ダッシュ”が問題視されており、どちらも命に関わる危険な運転だ。

愛媛で“伊予の早曲がり”の危険運転

愛媛・松山市の交差点で2月21日正午頃に撮影されたのは、決して他県に自慢できない危険な“ご当地運転”だった。

危険な“伊予の早曲がり”を行う車(視聴者提供)
危険な“伊予の早曲がり”を行う車(視聴者提供)
この記事の画像(11枚)

一体、どういう運転なのかというと、対向車が次々と直進してくる中、「今だ」とばかりに右折を待つ前の車を差し置いて、強引に右折していったのだ。

撮影者によると、“伊予の早曲がり”と言って、対向車を遮るような形で先に行ってしまうことだという。

地元では、こうした危険な右折を愛媛県の旧国名である「伊予国」にちなんで、“伊予の早曲がり”と呼んでいる。

右折をしているがウィンカーの点滅はなし(視聴者提供)
右折をしているがウィンカーの点滅はなし(視聴者提供)

しかし、今回のケースは地元の人から見ても、より悪質だった。遭遇した撮影者は、「ウインカーもなしで無理矢理右折していた。ここまでひどいのは見たことない」と語っている。

茨城でも“ご当地運転”…信号無視の右折か

一方、茨城・日立市で4日正午頃、こちらでも危険なご当地運転が撮影されていた。当時は交差点の信号が青に変わったところだった。

対向車無視で“茨城ダッシュ”を行う車(提供:黒川じょんさん)
対向車無視で“茨城ダッシュ”を行う車(提供:黒川じょんさん)

しかし次の瞬間、対向車が来てもお構いなしで白い車が我先にと強引に右折していった。撮影者は、“茨城ダッシュ”って言われるような走り方だと語っている。

信号が青に変わると同時に、直進する対向車が優先であるにも関わらず、ダッシュして右折することから、“茨城ダッシュ”と呼ばれているという。

危険運転を目の当たりにした撮影者は、「驚きはありましたけど、呆れた気持ちというか。変な名前がつくことで一般的になることが怖いですね」と語っている。
(「イット!」 4月21日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)