長かったトンネルを抜け出しました。明治安田J2リーグで、愛媛のプロチーム・愛媛FCは19日のアウェー戦で、待望の今シーズン初勝利を手にしました。好調のFC今治は難敵相手に引き分け4位をキープしています。
愛媛は2試合連続引き分けで19位に浮上したなか10位のモンテディオ山形と対戦。前半7分、右サイドからのクロスのこぼれ球をボランチの谷本が芸術的なミドルシュートし、幸先良く先制しました。しかし、アディショナルタイムに山形にヘディングゴールを決められ前半を1-1で折り返します。
愛媛は後半も攻めの姿勢。34分に右サイドの甲田のクロスから山形のオウンゴールを誘い再びリード。その3分後に甲田が再びクロスを上げると、後半の途中で入った20歳の行友が頭で合わせリードを広げました。このあとアディショナルタイムに山形のFWで松山市出身の藤本に1点を返されたものの、試合は3-2で終了。愛媛が今シーズンの初勝利をようやくつかみました。そしてJ2通算200勝も達成。昨シーズンから合わせると、去年8月以来21試合ぶりの勝利。長かったトンネルを抜け出しました。順位は19位と変わっていません。
愛媛FC・石丸清隆監督:
「“やっと”というか、選手が最後までここまで諦めずに、難しい状況でしたけど、本当にホッとしてます」
決勝ゴールを決めた行友翔哉選手:
「全員で勝ち取った勝利。まずは1勝ということができたんで、それを重ねていけるように、がむしゃらにやっていきたい」
行友は去年愛媛に復帰し、初勝利とともにつかんだ自身のJ2初ゴール。チームもこの勝利をきっかけに逆襲を誓います。
4位と好調のFC今治は20日にホームで、2位の大宮アルディージャと上位対決。難敵相手に前半は得点を奪えず、後半に攻撃の勢いを強めました。32分には笹のパスから20歳以下日本代表の梅木が鋭いシュート。しかし相手キーパーに阻まれポスト直撃しました。3分後には近藤のクロスに笹が頭で合わせたものの、またもやキーパーに止められました。アディショナルタイムには大宮にフリーキックのこぼれ球からボレーシュートを打たれたものの、守護神・立川が片手でナイスセーブ。今治は2試合連続0対0の引き分けとなり、J1昇格プレーオフ圏内の4位をキープしています。
FC今治・倉石圭二監督:
「ピンチはあったが押し込む時間は長かった。ハードワークができたなかで、クオリティが足りない試合だったと思います」
笹修大選手:
「サポーターが一番求めているのはFC今治の勝利ですし、上位にいる今だからこそ地に足付けてサポーターと一緒に喜べるような試合ができれば」
次節は愛媛FCが4月25日にアウェーで3位のベガルタ仙台と対戦。FC今治は26日にアウェーで18位のレノファ山口FCと対戦します。
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