被爆80年の今年創立120年を迎えた学校とその同窓会組織が平和について考えるシンポジウムを広島市内で開催しました。

広島大学附属中学・高校とその同窓会組織がきのう、開いた「ピースフォーラム」では冒頭、爆心地から1キロの場所で被爆し19歳で亡くなった河本明子さんの被爆ピアノが演奏されました。続いて、父の壮絶な被爆体験を映画にしたアメリカ在住の美甘章子さんが登壇。憎しみの連鎖を断ち切るためには正義を振りかざして他を攻撃していないかと自分を戒め相手の気持ちを理解しようとすることが大切だと訴えました。また卒業生の湯崎英彦知事やG7広島サミットで、当時副事務局長を務めた溝渕将史氏らが被爆の実相をいかに「伝承」していくか、自らが行動することの大切さを呼びかけました。

テレビ新広島
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