フランスやアメリカなど数カ国、148人の客を乗せたフランスのクルーズ船が、4月16日に熊本・天草市に寄港した。乗客は世界文化遺産の﨑津集落を観光した。
ポナン社の富裕層向けクルーズ船
天草市河浦町に寄港したのはフランス・ポナン社の富裕層向けクルーズ船『ル・ジャック・カルティエ』で、全長131メートル、幅18メートル、約1万トン。

船は朝、﨑津沖に寄港し、乗客はボートに少数ずつ乗って﨑津漁港から上陸。世界文化遺産の崎津集落で一日を過ごし、お寺で抹茶を味わったり教会や神社を見学して御朱印を集めたりしていた。

乗客は「(キリスト教、仏教、神道の)3つの宗教が同じ場所に共存しているのは全世界の平和のお手本になる」や「いろいろな宗教の人々が寛容的に受け入れられただけでなく、守られていたというのが印象的だった」と話した。
船内では板前が目の前で寿司を握る
また、日本文化の体験では、しめ縄づくりや風呂敷でバッグを作って楽しんだ。乗客たちは、ひとしきり天草の観光や文化を楽しんだあと、再び乗船し板前が目の前でにぎった寿司や焼酎を堪能していた。

クルーズ船はこのあと鹿児島へ向かい、新たな乗客を乗せて4月20日にまた天草に寄港するという。
(テレビ熊本)