優れた創意工夫で科学技術の進歩や職場の改良に寄与した4人が文部科学大臣の表彰を受け、このほど県庁で伝達式が行われました。
この表彰は、創意工夫を通して科学技術の進歩や現場の作業能率の向上、コスト削減などに貢献した人に文部科学大臣から毎年贈られるものです。
今年は県内から4人が表彰されました。
このうち神埼市にある自動車部品メーカートヨタ紡織九州の吉岡一路さんは、縫製ミシン糸払いの簡易自動化を考案しました。
簡易自動化することで自動車シートカバーの縫製作業時に、残った糸の処理回数を減らし時間を短縮できたということです。
【トヨタ紡織九州縫製係 吉岡一路さん】
「まだまだ当たり前に行っている作業の中で、困りごとは数多くあるので、そういうところを少しでもひとつでも減らせるように、改善やからくりでそういう部分を減らせていけたら」
県は「今回の発想は他のものやいろいろな工程で活用できるのでは」と今後の展開にも期待していました。
今年度は全国で1283人の応募があり450人が表彰されたということです。