フランスやアメリカなど数カ国、148人の客を乗せたフランスのクルーズ船が16日、天草市に寄港しました。乗客は世界文化遺産の崎津集落を観光しました。
天草市河浦町に寄港したのはフランス、ポナン社の富裕層向けクルーズ船『ル・ジャック・カルティエ』で、全長131メートル、幅18メートル、総トン数 約1万トンです。
船は朝、崎津沖に寄港し、乗客はボートに少数ずつ乗って崎津漁港から上陸。
世界文化遺産の崎津集落で1日を過ごし、お寺で抹茶を味わったり教会や神社を見学して御朱印を集めたりしていました。
【乗客インタビュー】
「(キリスト教、仏教、神道の)3つの宗教が同じ場所に共存しているのは全世界の平和のお手本になる」
「いろいろな宗教の人々が寛容的に受け入れられただけでなく、守られていたというのが印象的だった」
また、日本文化の体験では、しめ縄づくりや風呂敷でのバッグを作って楽しみました。
乗客たちは、ひとしきり天草の観光や文化を楽しんだあと再び乗船し、板前が目の前でにぎった寿司や焼酎を堪能していました。
クルーズ船はこのあと鹿児島へ向かい、新たな乗客を乗せて今月20日にまた天草に寄港するということです。