１７日未明、熊本市中央区の飲食店で火事があり、男性４人が煙を吸うなどして病院に運ばれました。夜の繁華街が煙に包まれ、一時、騒然とする様子が防犯カメラに捉えられていました。
真夜中の繁華街。
飲食店が複数入るビルから人が出てきて建物の方を見上げています。
もう一人、客らしき人が出てきて上を向いた直後、３人は何かに驚いて後ろに飛びのきます。
ほどなくしてビルの出入り口から白い煙が吹き出し、通りは瞬く間に真っ白に染まりました。
【西村 勇気アナウンサー リポート】
「中央区下通の『酒場通り』です。かなり煙くさい、焦げ臭いにおいがします」
１７日午前１時ごろ、熊本市中央区下通で「爆発音があった。煙が見える」と消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、現場は下通の通称「酒場通り」にある１５軒ほど飲食店の入ったビルで、１階の居酒屋から出火。
この店の厨房など１０平方メートルを焼き、約１時間半後に消し止められました。
消防によりますと、ビルの中や付近にいた２０代から６０代の男性４人が煙を吸うなどして気分が悪くなり病院に運ばれましたが、全員意識はあるということです。
【近くの飲食店店員】
「焦げ臭いにおいがしたので外に出たら、あちらの建物から煙がバンバン出ていたような感じだったですね」「（現場近くにいた）お客さんの一人が（うちに）戻ってこられたときに『爆発音がした』と話されていた」
警察によりますと、居酒屋の店主は「天ぷらの鍋から火が出た」と話しているということで、警察と消防がけさから実況見分をして詳しい原因を調べています。
