白石警察署で4月17日、「山岳警備隊員」の指定式が行われました。本格的な登山シーズンに向けて、隊員たちはこれから訓練に励みます。

白石警察署の山岳警備隊員に指定されたのは、刑事課や地域課、それに交通課などから選ばれた20代と30代を中心とした警察官14人です。17日は佐藤林署長から隊長に指定書が手渡されました。

山岳警備隊員は山岳遭難が起きた際にいち早く救助活動を行うことを目指します。白石警察署によりますと、経験が豊富で体力に自信のある「精鋭」を毎年この時期に指定しているそうです。

管内には蔵王連峰があり、間もなく本格的な登山シーズンを迎えます。隊員たちは月に1回程度、装備品の使い方を熟知したり、登山の訓練を行ったりするということです。

白石警察署 山岳警備隊員
「どんな状況でも捜索に従事できるよう、普段から体力づくりに励もうと思う」

白石警察署 鈴木竜也山岳警備隊長
「遭難救助は時間との勝負、日頃からしっかり訓練や事前の準備も徹底して、万が一発生した場合には迅速に現場に行けるようにしたい」

県内では去年21件の山岳遭難が発生し23人が救助されましたが、2人が死亡し1人が行方不明となっています。

仙台放送
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