有明海で養殖された佐賀県産ノリの最後の入札会が17日に佐賀市で開かれました。今シーズンは出品枚数が目標に届かず日本一奪還とはなりませんでした。
【岩部記者】
「冷凍網ノリの最後の入札会です。出品枚数は約1180万枚と例年と比べこの時期にしては多いということです」
17日午前の入札会には、ノリを生産している県有明海漁協の14支所から約1180万枚が出品されました。
今回は初摘みから最後のノリまで幅広く出品され、少し色落ちがあるものの、この時期にしては品質がいいということです。
平均単価は9円35銭となった一方、最高値は37円59銭でこれまでの最後の入札会で最も高いということです。
秋芽網ノリを合わせた販売額は約233億円で目標に達したものの、販売枚数は9億6400万枚で3年連続で10億枚を下回り目標には届きませんでした。
【県有明海漁協 中島光参事】
「漁場環境の改善が一番の課題だと思っているので、県と各研究機関と力を合わせて来季に向けてと思っている」
県有明海漁協によりますと1位の兵庫県は現時点で約17億枚、400億円以上の売上があり、県産ノリの今シーズンの日本一奪還はなりませんでした。