養殖ギンザケの取り扱い量で日本一を誇る女川魚市場に4月17日、今シーズン初めてギンザケが入荷しました。
17日午前4時ごろ、女川魚市場に運び込まれたのは、女川町出島で養殖された氷締めのギンザケ、約4.5トンです。去年、女川魚市場に水揚げされたギンザケは約4500トンと日本一を記録しました。今シーズン最初の入荷となった17日は体長約40センチ、重さ1キロから1.5キロほどのギンザケが入札にかけられました。
今シーズンは海水温が高めに推移したことから稚魚の成育が遅れ、去年より2週間ほど遅い初入荷となりました。養殖ギンザケの需要は近年高まっていて、17日は最高値が1キロあたり1250円と、過去、最も高い値段で取引されました。
女川魚市場 丹野秀之専務
「ギンザケも認知されてきたので、引き合い、供給も多くなっていると思う」
養殖ギンザケの水揚げは7月下旬まで行われる予定で、今年の水揚げ量は去年より1割ほど少ない4200トンと見込まれています。