福岡・太宰府市の坂本八幡宮で、賽銭ドロボーの犯行の一部始終が防犯カメラに捉えられた。男は粘着テープをつけた棒で硬貨を盗み出していたという。関係者は罰当たりな犯行に肩を落としている。
賽銭箱から粘着テープで硬貨盗むドロボー
福岡・太宰府市にある「令和ゆかりの地」として知られる神社、坂本八幡宮で1月に防犯カメラに撮影されたのは、罰当たりな賽銭ドロボーの一部始終だった。
未明の神社に棒のようなものを持ち現れた男は、青い垂れ幕の奥へと棒を入れると、何やらガサゴソと探っていた。

ゆっくりと棒を抜き出すと、その先端には硬貨がくっついていた。
男は棒の先に巻き付けた粘着テープで、賽銭箱の中にある硬貨にくっつけ引き抜くと、1枚1枚丁寧に剥がし盗んでいたのだった。
まさに“天に唾を吐く”ような卑劣な行動に、神社の関係者は「やられたなという感じ。悲しい。手が器用なんでしょうね。普通の人じゃできないと思う」と語っている。
71歳男を逮捕「同じ神社で何度も盗んだ」
一転して13日、関係者が犯人らしき男を確認した。

通報を受けて駆けつけた警察官により、住所不定無職の男(71)が賽銭箱から約500円を盗んだ疑いで逮捕された。
調べに対し男は「食べ物やたばこを買うお金が欲しかったので盗みました」と話し、容疑を認めているという。

さらに、「同じ神社で何回も盗んだことがある」とも話していて、警察は余罪についても調べを進めている。
(「イット!」 4月16日放送より)
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