令和ゆかりの地として知られる神社「坂本八幡宮」で防犯カメラが捉えたのは、罰当たりな“さい銭泥棒”の一部始終です。
2025年1月、未明の神社に棒のようなものを持ち現れた男は、青い垂れ幕の奥へと棒を入れると何やらガサゴソ。
ゆっくりと棒を抜き出すと、その先端には硬貨がくっついています。
男は棒の先に巻き付けた粘着テープで、さい銭箱の中にある硬貨にくっつけ引き抜くと、1枚1枚、丁寧に剥がし盗んでいたのです。
まさに、天に唾を吐くような卑劣な男の行動に神社の関係者は「やられたなという感じ。悲しい。手が器用なんでしょうね。普通の人じゃできないと思う」。
4月13日、関係者が犯人らしき男を目撃。
通報を受け駆け付けた警察官により、住所不定・無職の71歳の男が、さい銭箱から約500円を盗んだ疑いで逮捕されました。
調べに対し、男は「食べ物やたばこを買うお金が欲しかったので盗みました」と容疑を認めているといいます。
さらに、「同じ神社で何回も盗んだことがある」とも話しているといい、警察は余罪についても調べを進めています。