福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は、16日、鹿児島・屋久島町の口永良部島の噴火警戒レベルを、活火山であることに留意の「1」から、火口周辺規制の「2」に引き上げました。

気象台によりますと、口永良部島では、主に、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加していて、16日までの10日間で100回発生しているということです。

気象台では、山体の浅いところでの地震活動が活発化していて、新岳火口および古岳火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島の噴火警戒レベルを、活火山であることに留意の「1」から、火口周辺規制の「2」に引き上げました。

口永良部島では、新岳火口付近からおおむね1キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石、および火砕流に警戒が必要です。

また、西側は新岳火口からおおむね2キロの範囲で火砕流に警戒が必要です。

このほか、風下側では、火山灰だけでなく、小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあります。

鹿児島テレビ
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