日本郵便が2015年以来の大型買収です。
富山県に本社を置く物流大手のトナミホールディングスに対する日本郵便のTOB(株式公開買い付け)が成立したことを受け、両社が会見を開きました。
日本郵便は750億円を出資し、トナミの得意とする長距離輸送と日本郵便の地域密着の配送とのシナジー効果を期待するとしています。
日本郵便・千田哲也社長:
幹線輸送に強みを持つトナミと日本郵便が協業することにより、より強靱(きょうじん)な物流インフラを構築し、付加価値を創出することができる。
トナミは今後も経営体制や従業員の待遇を維持するとしています。
トナミの高田社長は「日本郵政グループの公共性、信頼性と物流ネットワークの強みを活用し、さらなる成長を目指す」と強調しました。