おととし亡くなった八代市出身の歌手、八代 亜紀さんについて来週発売予定のアルバムの特典に極めてプライベートな写真が同封される予定であることが物議を醸しています。
木村知事は「極めて不愉快で許しがたい」と強く非難し、販売の中止を求めました。
【木村知事】
「私は極めて不愉快で許しがたい行為と言わざるを得ない。興味本位で取り上げられ、かえって販売をもくろむ業者の利益につながることがあってはならない。県民栄誉賞を授与した熊本県としても極めて不愉快で許しがたい行為と申し上げたい」『雨の慕情』など数々のヒット曲で知られ、おととし１２月に亡くなった八代市出身の歌手八代亜紀さん。
熊本地震や豪雨災害の被災地を慰問し、支援活動にも熱心に取り組むなど様々な功績がたたえられ、去年、県民栄誉賞が贈られました。
そんな八代さんをめぐり、鹿児島のレコード会社が４月２１日に発売予定のベストアルバムの特典に八代さんのきわめてプライベートな写真を同封すると発表。
ＳＮＳ上では「死者の尊厳を踏みにじる行為」といった批判の声が噴出するなど物議を醸しています。
１６日の定例会見で木村知事は「極めて不愉快で許しがたい」と何度も繰り返した上で「販売を中止すべきだ」と述べました。
【木村知事】
（販売を中止すべきか？）「そりゃあ中止すべきだ。県民栄誉賞を受賞された県民の誇りでもある八代亜紀さんを冒涜することがないよう切に願いたい」
