16日の鹿児島市は日中久々に暖かくなりました。

鹿児島県霧島市の高千穂河原では霧島連山の夏山開きが行われ、多くの登山客でにぎわう、夏山シーズン中の安全を祈願しました。

霧島市の高千穂河原にある古宮址で行われた霧島連山の夏山開きです。

霧島連山自然保護協議会の関係者や登山客らがシーズン中の安全を祈りました。

現在、霧島連山の新燃岳の噴火警戒レベルは3で、火口から3キロの範囲の立ち入り制限があり、周辺の県道や中岳、大浪池の一部、鹿ケ原などの登山道が規制されています。

登山客
「やっと暖かくなってこれから活動しようかなと思っている矢先に、規制ができちょっと残念」

霧島連山自然保護協議会 湧水町・池上滝一町長
「山の状況(噴火警戒レベル)を十分観察してもらって。山をめでる気持ちを忘れずに楽しんでほしい」

夏山開きが終わると、多くの登山者が高千穂河原を出発しました。

霧島支局・徳永建一記者
「きょうの霧島連山は晴天に恵まれ、早速登山客が夏山を楽しんでいます」

こちらの霧島市の登山クラブは、高千穂河原周辺の森林の散策に出かけました。

そして、ガイドの案内で森の植物や池のオタマジャクシを観察して夏山を満喫していました。

「夏山楽しー!」

中俣美咲 気象予報士
「外は日差しがたっぷりと降り注いでいます。今、手元の温度計では、25℃ありますが、湿度は26%、空気がカラッとしていて、過ごしやすい陽気です」

冷たい風が吹いた15日とは一転、春の高気圧に覆われ、ポカポカ陽気が戻ってきた県内。

お昼過ぎの鹿児島市、加治屋まちの杜公園です。

太陽の日差しを浴びて、元気いっぱい遊ぶ子どもたちや、お弁当を食べる人たちで、穏やかな時間が流れていました。

16日の最高気温は、鹿児島市で、15日より6℃ほど高い24.4℃を観測。

鹿児島県志布志市は、25.0℃の夏日で、多くの観測地点でゴールデンウィーク並みの暖かさになりました。

子ども
「あったかい」

Q.外で遊んでどうだった?
「気持ちいいでした」

大阪から鹿児島を訪れていた、こちらのご家族は・・・

大阪から
「知覧の出身です」
「すごく暖かい、夏みたいに風が気持ち良い」
「鹿児島、最高~!」

17日も、16日のように晴れますが、この先は、周期的に天気が変わる予想です。

週間予報を見てみましょう。

土曜日には雲が増えて、日曜日は広い範囲で雨が降りそうです。

前線が通過するため、雨や風が強まる可能性があります。

21日は晴れても一日限りと、この先は「春に3日の晴れなし」といった天気になりそうです。

鹿児島テレビ
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