宮城県涌谷町で極早生(わせ)品種のコメの田植えが早くも始まりました。収穫は8月中旬の見込みです。
田植えが始まったのは、涌谷町吉住の農家・黒澤重雄さんの水田です。植えているのは「おもてなし」という「ひとめぼれ」の極早生品種で、収穫の時期が1カ月ほど早いのが特徴です。
黒澤さんは2001年からこの「おもてなし」の栽培に取り組んでいて、4月15日は約17センチに育った苗を植えていきました。今年は3月下旬から気温の高い日が続いたため、苗の生育は順調だということです。今シーズンは7ヘクタールに「おもてなし」を作付けする予定で、約30トンの収穫を見込んでいます。
日本国内ではコメの品薄が続いていることから、黒澤さんはいち早く新米を届けたいと意気込んでいます。
黒澤重雄さん
「今年はずっとお天気も良かったので、順調に田植えまできました。日々の管理は例年通りやっていこうと思っていますけど、お盆にはおいしいコメがとれると期待しています」
「おもてなし」の田植えは5月上旬まで続き、稲刈りは8月中旬ごろに行う予定だということです。