アメリカ軍の戦略爆撃機が朝鮮半島に展開し、韓国軍との合同訓練を実施しました。北朝鮮をけん制する狙いがあります。
韓国国防省は朝鮮半島上空で15日、米韓両軍が合同訓練を実施しアメリカ軍のB‐1B戦略爆撃機が参加したと発表しました。
韓国国防省はアメリカの核戦力などで同盟国を守る「拡大抑止」の能力を示し、北朝鮮の核・ミサイルの継続的な脅威に対応するとしています。
韓国の聯合ニュースは15日に迎えた北朝鮮の故・金日成主席の生誕日である「太陽節」に合わせて米韓が拡大抑止能力を誇示したとの分析を伝えています。
北朝鮮はこれまでB‐1B戦略爆撃機の展開に敏感に反応していて、今年2月に「B‐1B」が展開した翌日には、「敵の戦略的脅威には戦略的手段で対応するだろう」と、米韓の軍事的な活動を非難する談話を発表しています。
北朝鮮が今回も訓練に反発した動きを見せる可能性があります。