一方、こちらの園児たちは14日災害時の助け合いについて学びました。
熊本市で子どもたちが炊き出しを体験です。
【尾谷いずみリポート】
「保育園のある東区沼山津は震度7を2度観測した益城町と隣接していて、家屋の被害が大きかった地区です」
画像提供 秋津校区1町内自治会
園によりますと、およそ半数の家屋が被害を受けたというこの地域、光輪保育園は自主避難所となり多くの人を受け入れました。
園では、子どもたちに災害の記憶を伝え、助け合うことの大切さを知ってほしいと
14日炊き出しを企画。
年長組の子どもたちが自ら包丁を持ち、野菜を切りました。
【園児】
「熊本県に大きな地震があったから」「食べ物がなくて困ってたんだよね」「お店とか閉まってたので」
生まれる前に起きたことですが子どもたちは先生や家族に話を聞いて熊本地震を知りました。
そして14日は子どもたちを前に、福島県のお寺からやってきた住職・佐々木 道範さんが「東日本大震災の時、熊本の人たちに助けてもらったその恩返しを続けている」と語りました。
熊本地震以降、佐々木さんとともにボランティア活動をしている熊本市の僧侶なども参加し、福島の郷土料理・芋煮を作りました。
【幾度も熊本で支援活動 福島県の住職・佐々木道範さん】
「福島から来てくれた人がいたんだなと(子どもたちが)心の片隅に思ってくれたらいいなと」
【園児】
Qお味は?「おいしい」「あつーい」
「僕の口の中に入ったやつ、めっちゃ甘すぎるんだけど」
みんなで協力して作った芋煮を味わい、子どもたちは互いに助け合うことを体験しました。