14日の鹿児島県内は上空に寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になりました。
この影響で各地でひょうが観測されたほか、強風による交通機関の乱れも出ています。
撮影者
「すごい何これ?」「やばー!」
突然降り始めたひょうに思わずカメラを向けた撮影者。
14日午後2時前の鹿児島市吉野の住宅です。
ベランダには強風と共にひょうが打ち付けています。
一方、こちらは鹿児島県南九州市頴娃町。
音を立てながら15分ほど降り続いたということです。
撮影したのはお茶の生産農家。
収穫間近だった葉の一部がひょうの勢いで傷つき、破れてしまいました。
お茶の色などに影響が出るおそれもあるということです。
14日の県内は上空に流れ込んだ寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になり、ひょうや落雷など荒れた天気となりました。
また、各地で強風が吹き荒れ、最大瞬間風速は種子島で21.7メートル、枕崎市で21.6メートル、鹿児島市では19.1メートルが観測されました。
この影響で交通にも乱れが出ていて、海の便では種子屋久高速船など離島便を中心に欠航が相次ぎました。
九州南部では15日明け方にかけて、奄美地方では14日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や突風のおそれがあります。
危険を感じたときは建物内に移動するなど安全確保に努めてください。