見慣れないカメラに興味津々の猫ちゃんたち。
どの子も、元野良猫です。

赤石朔くん:
お腹のお肉が…そこがまた。

女性:
かわいい。

ここは、野良猫などを保護し、新たな家族を捜す静岡・富士市のNPO法人「子猫園ベルソーデシャトンズ」。

その理事長を務めるのは高校1年生(3月26日時点)、赤石朔(さく)くん(16)です。

赤石朔くん:
健康なまま一生を迎えられる野良猫は本当に一握りいるのか、いないのかだと思います。
苦しむ猫がいなくなる社会を作りたいというのが一番の思いです。

そんな野良猫を保護しているのは自宅。2024年1年間で受け入れた猫は、140匹だそうです。

赤石朔くん:
動物病院に行って治療をしたりだとか、生後1週間に満たないくらいで保護される子たちもいるので、2時間おきにミルクをあげて大変ですけど、苦しくはならないんですよ。すごくみんなかわいいので。

生まれた時から、猫とともに暮らしてきた朔くん。

野良猫の過酷な生活環境を知り、小学5年生で野良猫を助ける活動を始めたそうです。

赤石朔くん:
死んでいく命があるのに救わない。「(野良猫を)ほったらかしにするのは良くないんじゃないか」って、僕が母に言ったらしいんですけど。
高校生になった今も、猫の幸せを第一に考え、譲渡会では、自ら先頭に立ち説明を行っています。

ーーそんな朔くんの次の目標を教えてください。
赤石朔くん:
僕は子猫園を解散したいと思っているんですよ。
苦しむ猫がいなくなったら、この活動、この団体はいらなくなるよねって。
こういう団体がいなくなる社会を作るというのを、活動の最終的な目標として掲げています。
すべての猫が幸せに暮らせる社会を実現するため、朔くんの活動はあすも続きます。
(「イット!」3月26日放送より)